令和３年１月２０日（水）にＯＫＢふれあい会館にて「商談会事前対策セミナー　～商談成約率を高めるポイント教えます～」をテーマに、勉強会＆模擬商談会を開催しました。

　講師に企業経営サービス　代表　天野　和則氏（中小企業診断士）をお招きし、ビジネスマッチングイベントなどの商談会の場において、自社の製品・技術の魅力を効果的に伝え、成約に結び付けるためのテクニック等について分かり易く解説いただきました。

【セミナー】

「商談会を成功に導くノウハウを学ぶ」

【内　容】

Ⅰ．商談（会）に参加する前には

Ⅱ．事前準備

Ⅲ．会社紹介、商品・サービス説明・商談

Ⅳ．価格説明

Ⅴ．アフターフォロー

　天野講師より、「商談会に向けた事前準備として、商談相手の課題を想定し、悩み等の解決法（提案）を考えておくことが重要」とのお話がありました。

　天野講師より、「商品・サービス説明に説得力を加えるコツとして、①体験談、②デモンストレーション、③メカニズム・スペック開発、④企業における開発秘話、⑤レポート、⑥問題提起／解決方法を説明に盛り込むと説明力が向上する」とのアドバイスがありました。

　また、天野講師から、「価格は、代替可能な商品・サービスと比較して決定されるため、代替品・類似品の価格、競合社価格を把握し、適切な価格を設定する必要がある。取引先への価格説明は、外部根拠を用いると理解得やすい」との説明がありました。

【模擬商談会】

　参加者は持参した販促用資料（商品サンプル、商品チラシ、会社パンフレット）を用いて、実際の模擬商談を体験し、指点・思考を体感しました。また、他社の商談の進め方を見て、各自の課題や問題点を把握しました。

始めに天野講師がバイヤー役となり、参加者の前で模擬商談会を実施。

　模擬商談を終了後、天野講師から「商品説明を行う時、顧客からの体験談などを交える良い」などいったアドバイスがありました。

　その後は、参加者同士でバイヤー役・サプライヤー役となって、模擬商談を実施。その様子を参加者全員で確認し、他社の商談の進め方を参考にしました。

　最後に、天野講師より「有意義な商談とするには、商談相手の課題を想定する事前準備が必要。商談は一方通行にならず、会話になるよう心掛けることが大事である」とのお話がありました。

　終了後、参加者からのアンケートでは「自己流の営業手法しか分からなかったので大変勉強になった」、「２時間は少し短いように思うくらい”良い気づき”をいただけた」、「商品開発についての考え方は非常に参考になった」など、本セミナー＆模擬商談会が有意義であった意見をいただきました。