１０月９日（水）にＯＫＢふれあい会館にて、「出展機会を最大限に生かすための事前準備」と「当日のブース運営・対応について」をテーマに勉強会を開催し、１６名の方々にご参加をいただきました。

セミナーでは、ものづくりセンターの天野支援専門員を講師に、自社ブースへの事前の集客活動、イベント当日の接客の手法等について、分かり易く解説をいただきました。

＜セミナー概要＞

①展示会の開催　前・中・後に分け、行うべきことをまとめてみよう

②顧客を３つのセグメントに分け、集客法を考えてみよう

③出展社に営業アプローチをかけよう

④効果的な展示方法（来場者の足を止める３つのポイント）

⑤展示会後の営業活用のために、お客様情報を取得・整理しよう

⑥グループワーク

天野講師からは「かつての展示会出展の主な役割は製品、技術等を認知させることであった。現在はインターネットの発達で、展示会は製品等を考慮（体験）させる役割に変化しているため、展示会当日は詳しく説明できうように準備しておくことが重要（１分間程度）」とのお話があり、皆真剣に耳を傾けていました。

事例発表では、昨年メッセナゴヤ２０１８に岐阜県中小企業団体中央会の共同出展ブースから出展した株式会社エフ・ピー・エス　管理本部　本部長　中西伸男　様から、展示会出展の総括（良かった点、反省点）をご発表いただいた他、本日の参加メンバーに対して、今後の展示出展に向けてのアドバイスをいただきました。

中西講師からは、昨年のメッセナゴヤ２０１８出展を振り返り、反省点として「ブースの前に立ち止まってもらえる工夫が必要だった（集客を高める工夫が足りなかった）」などのお話があった他、次回出展に向けた改善点とし「名刺交換した際には名刺に簡単に感触等をメモ書きしておく」といったアフターフォローを効率良くする工夫などのお話がありました。

また、参加者に対して、「展示会で重要なのは有益となる可能性があるお客様を”つかむ”工夫が大切である」とアドバイスしていただきました。

ワークショップでは、参加者が各グループに分かれ、本日のセミナーを参考に、「１分間のセールストークをつくってみよう」と題して、

≪１０秒≫　会社名　氏名

≪１５秒≫　出展製品・技術と提供する価値

≪２５秒≫　独自資源とストーリー

≪５秒≫　　お客様へのお役立て

≪５秒≫　　詳しくは弊社技術担当者から連絡

について、それぞれのシートに落とし込み、グループ内で意見交換を行いました。

最後に、各グループ内で１事例を選定し、参加者全員に向けて１分間のセールストークの発表を行いました。

終了後、参加者からのアンケートからは、「自社の営業マンの在り方を考えさせられた良いセミナー内容であった」との好評なコメントをいただいた他、「自社の会社案内やカタログを持ち込みながらグループワークが出来たらもっと良かった」といったアドバイスもいただきました。

次回（最終回）１１月２０日（水）のテーマは「取引に繋げるためのアフターフォロー」です。皆様方の参加をお待ちしております。