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第3回 企業交流会を開催しました

 令和2年2月3日に都ホテル岐阜長良川にて、ものづくり補助金に取り組んだ事業者等を対象に企業交流会を2部構成で開催し、210名の方々にご参加いただきました。

 

【第1部】(14:00~15:50)

◆基調講演

「非常識の中に戦略があり」

 株式会社メニコン 代表執行役社長 田中 英成 氏

 

 田中氏は、業績が低迷していた2001年にコンタクトレンズの定額会員制システム「メルスプラン」を導入した際のエピソードなどを紹介。「メルスプラン導入において3年間の足踏みがあった。現場に導入を託すことで販売方法を変えようとしたが、現場は難しいといった声があり、なかなか導入に至らなかった。商品の売り方をボトムアップで変えようとしたのは経営者として失敗である。現状を変えることの責任はボトムアップでは取れない。トップダウンで代表が責任を取ることで成し得た」と語られました。

 

 最後に、田中氏は「平常時には周囲も賛成する戦略をとれば良いが、危機的状況においてトップが執る優れた戦略はみんなが反対する戦略を決断することが重要だ」と述べられました。

 

 

 

◆中小企業施策の概要説明(新ものづくり補助金の概要)

 中部経済産業局 産業部 製造産業課

 課長補佐 森下 優彰 氏

 森下課長補佐より、令和元年度補正予算及び令和2年度当初予算で措置された「ものづくり・商業・サービス補助金」の概要について、事業類型や補助率、公募スケジュール等の概要を説明されました。

 

 

【第2部】(16:00~17:30)

◆ビジネス交流会

 補助事業者及び支援機関等関係者ら153名が参加。会場内に「ビジネスパートナー(発注企業)との面談コーナー」、「ものづくり実施事業者の展示PRコーナー」、「支援機関の事業紹介コーナー」を設け、ビジネスチャンス獲得に向け、新たな人脈・ネットワークづくりが行われました。

 

 参加者には「企業PR情報」を配布し、その情報をもとに積極的に名刺交換を行う場面が多く見られ、活発な交流・懇談が行われました。

 

 また、会場内に「ビジネスパートナー(発注企業)との面談コーナー」を設け、参加者は発注企業(バイヤー)との商談を行いました。

【参加した発注企業/バイヤー一覧】(面談時間:1社15分)

①PLANSEED株式会社、②東海理研株式会社、 ③株式会社モールデック、④トマト工業株式会社、⑤株式会社宏栄精機工業、⑥東海化成工業株式会社(御嵩町)、⑦株式会社名鉄レストラン(一宮市)、⑧株式会社丸金(大阪府)、⑨キャディ株式会社(東京都)、⑩株式会社東急ハンズ(東京都)

 

 また、会場内に「ものづくり実施事業者の展示PRコーナー」を設け、ものづくり補助金で確立した技術・製品・サービスのPRを行いました。

 

【ものづくり実施事業者の展示PRコーナー】

①株式会社アイテックラボ、②中部電気工業株式会社、③三井工業株式会社
④株式会社岐阜文芸社、⑤有限会社たかぎ、⑥有限会社アド・ループ
⑦株式会社ひでぴょん、⑧重澤製畳店、⑨株式会社アルアート
⑩有限会社福田屋、⑪株式会社グランツ、⑫小林生麺株式会社
⑬株式会社VRテクノセンター、⑭株式会社柿下木材工業所

 

 また、ぎふものづくり連携倶楽部と協力関係にある「支援機関のブース」を設け、各機関の支援メニューが紹介されました。

【事業紹介コーナー】

①(公財)ソフトピアジャパン、②(公財)岐阜県産業経済振興センター、③(一社)岐阜県発明協会、④岐阜県中小企業総合人材確保センター/岐阜県プロフェッショナル人材拠点

 

(実施結果)

 ★マッチング件数(参加者/発注企業・バイヤーからのアンケート結果より)

 ・名刺交換(総数) 461件

 ・マッチング件数   74件 ※ビジネスに繋がりそうな話が出来た件数

 (内訳)

 

 参加者同士

 発注企業/バイヤー

名刺交換枚数

 394件

    67件

マッチング件数

  52件

    22件

 

★参加者からの主なコメント

・参加企業が多く、多種多様であったこと。この交流会が今後何か役立つのではないかと感じた。

・普段、接することのない業種の方々との商談の中から、自社で新しいことにチャレンジするきっかけを得ることができた。

・短時間で多くの方と交流することができて良かった。

・多くの異業種の方と交流ができ、新しい感覚を得られる話もあった。

・お互いの工場見学・見積依頼ができそうな話をいただきました。

・異業種との交流が図られ、情報・意見交換することができ、大変満足でした。

・大手バイヤー、通常では営業で話を聞いてもらえない大手の発注企業との面談を要望。

・時間をもう少し長く設定してほしいです。

・ビジネス交流会が年に何度かありますと、チャンスが更に広がる気がします。

 

 

 今回のビジネス交流会では、多くの参加者から”多様な異業種の方と交流できた”、”新しいことをチャレンジするきっかけを得ることができた”など、有意義な交流であったコメントを沢山いただきました。

 ものづくり補助金に取り組んだ事業者のビジネスチャンス獲得に向け、来年度も多様な企業間のマッチングを行う「企業交流会」を開催しますので、次回も是非ご参加下さい!!

 

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