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ISO内部監査のポイント①~マインド編~

今回のG-Clubラーニングは、「ISO内部監査のポイント①~マインド編~」をテーマに、

 

支援専門員の小寺弘剛(こでら ひろたけ)がお送りいたします。

 

 

 

ISO認証取得事業者様ならば、必ず行っている内部監査。

 

しかしながら、形式的なチェックを行っているだけで、

 

業務改善効果など実務上のメリットを感じられないという

 

事業者様も多いのではないでしょうか?

 

 

 

そこで今回から2回にわたって、

 

ISO内部監査成功のポイントを考えます。

 

 

 

1回目の今回は、マインド編と題しまして、

 

内部監査の目的を振り返るとともに、

 

内部監査員が心得ておくべきポイントを解説させて頂きます。

 

 

 

ISO認証取得事業者様はもちろんのこと、

 

業務監査や取引先監査などの監査活動や

 

社員や部下の業務遂行状況や目標達成度合いの確認などにも

 

ご参考にして頂けますと幸いです。

 

 

 

※過去の関連記事は、コチラからどうぞ。

 

 
 

・QC工程表のつくり方と活用法~活用編~

 

その他、ISOや経営管理手法に関する

掲載記事は、コチラからどうぞ。

 

 

審査の目的

まず、内部監査を含むISO審査の目的を振り返ってみましょう。

 

ISO審査には、大きく以下の二つの側面があります。

 

 

 

①適合性審査

 

適合性審査とは、ISO規格や自社のマニュアルや手順書、顧客との契約事項、

 

法令などのルールを順守しているかを確認することです。

 

適合性が維持されていると、ISO審査に対応できることはもちろん、

 

顧客や行政機関、周辺住民など利害関係者からの信頼を獲得しやすくなります。

 

 

 

②有効性審査

 

有効性審査とは、組織のマネジメントシステムおよび、

 

組織が定めたルール(マニュアルや手順書など)の運用が

 

具体的な成果につながっているのかを確認することです。

 

ここで成果とは、例えば、ISO9001ならば、品質向上や顧客満足度の向上、

 

ISO14001ならば、環境汚染の予防などです。

 

 

 

有効性審査の結果、組織のマネジメントシステムの欠陥・矛盾点、

 

ルールの抜け漏れや過剰なルールなどが発見、改善されると、

 

業務の効率化など組織能力の向上につながります。

 

 

 

 

審査の種類

ISO審査を含む審査活動には、大きく以下の3種類が存在します。

 

 

 

内部監査は第一者審査にあたります。

 

第二者審査では、取引できるか否か、

 

第三者審査では、ISO認証できるか否かを目的としており、

 

主な審査の視点は、適合性審査です。

 

 

そのため、どちらも、結果は、

 

適合(合格)か不適合(不合格)かの二択が中心となります。

 

 

 

 

一方で、内部監査(第一者監査)の目的は、

 

自社のマネジメントシステムが健全な状態で運用されているか(=適合性審査)に加え、

 

自社のマネジメントシステムは効率的に

 

目的を達成しているか(=有効性審査)を確認することです。

 

 

 

そのため、内部監査では、適合か不適合かの二択の判断だけでなく、

 

不適合な状態をどのように是正していくか?

 

そして、より効率的に目的を達成するために、

 

もっと良い方法は無いのか?という改善の視点が求められます。

 

 

 

内部監査員の心得

内部監査を単なるチェック活動でなく、

 

改善活動の一つとして機能させるために、

 

内部監査員には、以下のような姿勢を持つと良いでしょう。

 

 

①有効性審査の実施

ルール通り行っているか(=適合性審査の視点)だけでなく、

 

「ルールに矛盾や不合理な点は無いか?」「より良い方法は無いか?」

 

という改善につながるポイントを積極的に探索します。

 

 

②改善活動への協力

監査中発見した改善すべき点について、

 

被監査側が改善活動を行いやすいように

 

積極的にフィードバックすることが大切です。

 

その際、内部監査員が改善に関する提案やアドバイスを行うことも有効です。

 

 

③傾聴

被監査側の業務内容や業務上工夫していることなどを

 

知ろうとする気持ちが大切です。

 

他の部署・担当者がどのように仕事をしているかに興味を持つことは、

 

部署・担当者間の連携促進や監査員自身の成長にもつながります。

 

 

④個人攻撃厳禁

監査中に発見した不適合(ルール違反など)について、

 

担当者の責任を追及し、個人攻撃することは避けなければなりません。

 

「ルールに不明確な点が無かったか?」

「ルール自体に矛盾点は無かったか?」

「ルールの周知は行われていたか?」

「順守状況を確認するプロセスが存在したか?」など

 

管理上(マネジメントシステム上)の欠陥を見つけ出し、

 

ルール違反が発生した閉まった根本的な原因を追及する姿勢が求められます。

 

 

⑤変化点に着目する

毎年同じ監査項目をチェックするのでなく、

 

リスクベースアプローチの視点に立ち、

 

外部環境の変化(取引先やそのニーズの変化、法律改正など)や

 

内部環境の変化(人員・組織体制の変更や新たな設備の導入、技術開発など)

 

に着目して、監査の着眼点を変更していくことが大切です。

 

 

⑥重点指向

限られた監査時間の中で、全ての業務、全ての事例を確認することは不可能です。

 

問題がありそうなポイント、変化があったポイントなど、

 

監査開始前に監査の重点ポイントを決めて、監査を行います。

 

 

 

 

 

今回の内容はいかがでしたでしょうか?

 

 

次回は、ISO内部監査のポイント~テクニック編~と題し、

 

監査時のヒアリングや情報収集に関する

 

テクニックを取り扱う予定です。

 

 
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