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省エネ補助金の活用法

こんにちは。支援専門員の虫鹿真司です。

今回から6回に渡って「補助金・助成金及び各種施策の活用方法」についてご案内します。

 

第一回目は「省エネ補助金の活用について」です。

 

ものづくり補助金を既に活用された事業者様には当たり前のお話かもしれませんが、補助金・助成金の活用、減税などの効果がある施策の活用によって、経営の選択肢が大きく広がります。

 

このブログをご覧になる方は補助金に対してある程度の知識と経験をお持ちかと思いますので、ややマイナーな補助金・助成金の紹介、今後行われる施策の紹介を中心に記事を作成していきます。

 

 

制度の概要

「古くなったエアコンを取り替えたいが、いい補助金はないか」というお話を聞く事が増えてきています。

エアコンなどの汎用性が高い設備の更新については、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金といった代表的な補助金の対象とならない場合が多いです。

そのような場合に省エネ補助金の活用をお勧めしています。

 

(令和2年度のパンフレットはこちら  )

 

省エネ補助金は、「工場・事業者単位」と「設備単位」の二つの枠組みに分かれています。

今回は申請が割と簡単な「設備単位」の区分について紹介します。

 

「既設設備を一定以上の省エネ性の高い設備に更新する事業」なので、設備の新設は対象になりません

エネルギー効率の悪い既存設備を更新する場合に活用していただけます。

 

 

公募時期や補助金額について

・公募時期

毎年4月から6月くらいの期間に公募を受け付けています。

今年度の公募受付は終了してしまいましたので、来年度に向けてご準備いただければと思います。

 

・対象設備

令和2年度の省エネ補助金は、高効率空調、高性能ボイラ、変圧器、冷凍冷蔵設備などが対象です。

以前はLED照明も対象だったのですが、令和2年度より対象から外れてしまいました。

今後も対象設備が変更される可能性がありますのでご注意ください。

 

・補助率と補助金額

補助率が1/3、補助金の下限が30万円ですので、90万円未満の設備更新を行う場合には活用できません。

なお、補助金の上限は3,000万円ですので、余程大きな投資をしない限り枠内に収まります。

 

 

評価項目

令和2年度の省エネ補助金は、下記の項目が評価の対象でした。

ポータルサイトに既存設備と新設設備の型番を入力すると数値が自動計算され、採択可否はその結果に大きく左右されます。

また、稼働時間が長い事業者様は、「計画省エネルギー量」及び「経費当たり計画省エネルギー量」が増えるため、審査の上で若干有利です。

 

★評価項目

  • 計画省エネルギー量
  • 計画省エネルギー率
  • 経費当たり計画省エネルギー量(補助対象経費1千万円当たりの計画省エネルギー量)

 

 

省エネ補助金の申請にあたり文章を書く事はほとんどありませんので、審査員に評価されそうなストーリーを考える必要もありません。

技術介入の要素がないので、誰が申請書を作成しても同じ結果になるのが良くもあり悪くもあるところです。

 

 

採択率

導入設備の種類によってバラツキがありますが、採択率は75%を概ね超えています。

評価項目の採択者平均も発表されているので、「理由は分からないが不採択になった」という事はありません。

 

(令和2年度の採択結果に関するデータはこちら

 

 

これは個人的な見解ですが、見た目の採択率よりも難しい補助金だと思います。

数十年前に導入した既存設備と最新式の新設設備を登録しても、採択者平均と比べて省エネルギー率が低い事がよくあります。

申請される事業者の方々は、相当年季が入った既存設備を更新される予定なのかもしれません。

 

 

申請手続きのポイント

 

事業計画を文章化する必要がない点は楽ですが、書類の準備や処理がやや複雑なので手間はかかります。

 

・3者相見積

申請する段階で3社の相見積が必要です。見積書に必ず記載しなければいけない事項が多数あるため、販売事業者に見積書のフォーマットを渡して対応していただく必要があります。

時間と手間がかかる事が多いので、公募要領が発表されたら早めに動いていただいた方がよろしいかと思います。

 

 

・申請用冊子の作成

今のところ、省エネ補助金に電子申請という概念はありません。

申請書類の一部は補助金ポータルで作成できますが、ファイルに閉じこんで郵送する必要があります。

平成30年度以前のものづくり補助金を申請された事業者様にはお分かりいただけると思いますが、印刷とファイリングはかなり大変です。

 

省エネ補助金の場合、印刷とファイリングの他に「インデックスの作成」という手間のかかる作業があります。

20~30くらいのインデックスを切り取って、中仕切りに貼り付ける必要があります。

正本と控えの2冊と数は少ないですが、時間に余裕を持って対応される事をお勧めします。

 

 

 

・写真撮影

一番注意していただきたい項目です。採択された後に、「交付決定通知書番号」と既存設備が確認できる写真の提出を求められます。

間違えて事前に撤去してしまった場合には取り返しがつかない事になりますので、必ず公募要領の手順通りに設備更新を進めていただくようお願いします。

8月末頃に採択結果が出ますので、真夏を古いエアコンで凌ぐ事になる事もあるかもしれませんが、少しだけ我慢してくださいませ。

 

 

 

老朽化した汎用設備を対象とした補助金はほとんどありません。

補助率は1/3と低めですが、手続きもそこまで難しくないので機会があればぜひご活用ください。

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